プログラマーになるための進路はどうしたらいい?

コンピュータをいじっている手元

2020年から小学校の授業でプログラミング教育が必修化されてから、21年には中学校、22年には高校も必修となった背景から将来の夢としてプログラマを目指す学生が増えてきました。多くの人が憧れる仕事ですが、「実際にプログラマを目指すにはどんな進路を選べばいいのだろう?」と悩んでしまいますね。高校を卒業した後どのような進路を選べばいいのか、就職までに身に付けなくてはいけないスキルはあるのか、など進路の選択について一緒に考えてみましょう。

プログラマーというお仕事とは?

◆将来性のある仕事「プログラマー」
スマートフォンの普及によりITに関する仕事は爆発的に増え、新しいシステムやソフトウェアが求められるようになりました。しかし、そういったシステムなどを生み出す人材は不足しているのが現状で、多くの企業が採用活動に励んでいます。今後もITはさらに発展していくことが考えられるため、それに携わるプログラマーの需要もいっそう高まると考えられます。プログラマーは将来性のある職業の一つと言えますね。

◆卒業後の進路
プログラマは学歴重視の職業ではなく、プログラミングに関する知識とスキルの方が重要視されます。そのため、就職までのルートはさまざまで、大きく分けて3つあります。

  • 独学で学び、スキルを身に付けて就職
  • オンラインスクールなどで受講し、就職
  • 4年制大学、短期大学、専門学校へ進学、卒業後に就職

4年制大学や短大へ進学するメリットは、専門科目だけでなく一般教養にあたる科目も合わせて履修することが可能な点です。中でも4年制大学は在学期間が長いため、幅広く深い知識を得ることができ、卒業後は学士の資格を得ることができます。
在学中、「プログラマーは違うかもしれない…」となってしまった場合でも、履修した一般教養科目や学士の取得により、大卒以上の求人やプログラマー以外の職業も目指すことができ、選択肢が広がる点がメリットとなります。独学で学んで就職することも不可能ではありませんが、入社後の研修や仕事の中で経験を積んで学んでいくため、壁にぶつかることが多いと思います。

どんな進路に進めばいいの?

◆専門学校への進学がおすすめ
学生からプログラマーを目指すのであれば、おすすめは専門学校への進学です。
多くの専門学校では、就職を見据えた実践的なカリキュラムが設定されており、最新のシステムや知識を学ぶ講義が多く、大学よりもプログラミングに対して深い知識と現場で活かせる技術を身に付けることができるでしょう。こちらのプログラマを目指せる専門学校では、卒業するまでに即戦力として活躍できる知識と技術はもちろん、企業と連携した実践学習「産学直結ケーススタディ」で社会人としての気質やプロ意識を学ぶことができます。実際にプロと同じ立場で企画の立案から制作までを行い、企業担当者から直接のフィードバックを受けることができます。現場のリアルな評価を受けることで技術はもちろん案件に対する意識も成長します。また、成果物も世の中に発表されるので、就職活動の大きな武器にもなります。

まとめ

◆プログラマになるために大切なこと
最近では、プログラミングも簡易になるシステムが作られ、独学でもプログラミングに携われる環境は増えていますが、そのシステムを作っているのもプログラマーです。
プログラマーとして活躍するためには、常に成長意識をもってスキルを磨くことに努められるかが重要です。簡易なシステムしか扱えない人材より、日々進化していくIT社会に最前線で活躍できる人材が求められるのは明らかです。一度就職さえできれば良い、という考えではなく、長く生き残り重宝される人材になれるように高い知識と技術を身に付けることが大事ですね。就職後も新しいものを学び続ける姿勢は大切にしましょう。

学習をしている若者たち