【体験談】自分のデザインが世に出るのは嬉しい!

この仕事をやっていて、良かったことと言えば、やはり自分の作品とも言える「成果品」が、実際に流通しているのを見たときでしょうね。基本的にデザイナーの仕事は裏方ですから、一部の著名なデザイナーをのぞいて、僕を含めてそのほとんどは、表には出ない者です。けれど、成果品は違います。しっかりと表に出て、そして消費者の手に渡ります。

お菓子のパッケージが誰がデザインしたとか、ペットボトルのお茶のパッケージは誰が考えたのだかとか、一般消費者にとっては、おそらくどうでもいいことでしょう。けれど、これらを作っている人間はしっかりと存在しているのですよ。なおかつ、これらの成果品をつくるために、毎日色んなものを見て、さまざまなことを考えて、密かな努力をしているのです。そして、現実世界に形作っているのです。

成果品を見ているだけの人は、「私にもできそう」なんて思うかも知れませんね。けれど、そこに行き着く間では実際は、決して短くはない時間がかかっているのです。とはいえ、その苦労も「このデザイン好きかも…」なんて、一言で報われますね。同業者に評価してもらうことも確かに嬉しいのですが、同業者ではない一般消費者に共感してもらえることは非常に嬉しいものですね。