他のスタッフとの連携も大事になるのが言語聴覚士!

言語聴覚士は国家資格で毎年、年に一回行われる筆記試験に合格すると資格が得られ、仕事内容としては、大きく分けて話す・聞く・食べるの3つに関わる障害に対処するスペシャリストです。

話す、は生まれつきや脳の障害等の様々な原因によりうまく話すことができなかったり吃音等で流暢に話せない等の場合に問題の本質を見極めメカニズムを解明し、それをもとに唇や舌の訓練や発生練習等を行っています。聞く、は音が伝わる過程の器官の伝音機構に障害が起こる伝音性難聴や感覚機構に障害が起こる感覚性難聴等の人に補聴器のフィッティングや検査や訓練等をサポートすることもあります。食べる、はうまく呑み込めない、むせてしまうといった摂食・嚥下障害の人に原因の追及や咀嚼、飲み込むための訓練などを行っています。

活躍の場は病院や老後施設、特別支援学校や保健所等の公共機関といった幅広い分野で活動しています。医師や看護師、理学療法士や作業療法士だけでなくケースワーカー、介護福祉士等の福祉専門職等とコミュニケーションをとりチームの一員として患者をサポートすることもあります。他の医療職と連携する事も大事な役割でより効果の高い訓練を行うことができます。