大学の電気系学部で学んだことが活かせる仕事

数ある学部の中でも理系学部は全体的にニーズが高くて就職率が良いことが知られていますが、この中でも最も人材が必要とされているのが電気系です。電気系の学科の多くは、卒業すると電気系資格の資格試験の一部や実務経験が免除になります。電気は現代人が生きるために必要なもので、近年はオール電化ハウスが普及して都市ガスやプロパンガスを必要としない家がありますが、電気だけはどうしても必要です。どこの家にもあるような電灯のスイッチの交換やコンセントの設置など、ホームセンターで部品を買って来れば誰でもできそうな作業でさえも実は電気工事士の国家資格が必要なのです。

さらに、新たにビルや家を建築・リフォームしたりする場合にも必ず電気関係の作業が必要になります。近い将来、電気自動車の普及に伴い、家庭でも充電用の電気設備を設置したり、屋根上に設置されたソーラーパネルによる発電・売電工事の際にも資格を持つ作業員が必要とされています。

このように電気工事ができる資格を持つ人材は最もニーズが高くて就職先に困ることがありませんし、個人で自営業者として電気工事を請け負っている会社も無数に存在します。電気工事の業界は社会的なニーズに加え、学術的な知識よりも現場での経験と技術が必要とされている業界なので出身大学のブランドや偏差値に影響されることなく仕事に就くことができるというメリットもあります。